本の紹介

司書のおすすめ～日本の神々～　2020年10月号

2020年度より、市報への掲載が偶数月のみとなったため、
今後「時の話題」ページの更新は2ヶ月に1度です。
市からのお知らせ　2020年10月号より

10月は「神無月」と呼ばれます。旧暦十月のこと。神様が出雲に集まるので留守になる月だから、と子どもの頃に教わりましたが、一方で、全国で多くの祭が開かれる月でもあります。古代から私たちの暮らしの中で生き続ける日本の神様について、親しみを込めて紹介します。

池澤夏樹／訳　河出書房新社
作家・池澤夏樹による新訳の『古事記』。古事記というと難しそうで尻込みしてしまいそうですが、原作の特徴は残しつつすっきりとした、とても読みやすい現代語訳です。
途中で挫折したことがある方も一度チャレンジしてみませんか？

平藤喜久子／著　エクスナレッジ
古事記の神々の他に、民間信仰から生まれた神や、いたずら好きな河童から神になり祀られたものまで広く掲載されています。神話やその容姿、信仰のあり方を詳しく描き出し、解き明かしており、興味をそそる1冊です。

八岩まどか／著　青弓社
招き猫、養蚕の守り神、猫又や化け猫。全国に祀られている様々な猫神さまを訪ね、歴史や逸話を紹介します。宮若市には、飼い主のために命がけで大ねずみと戦った猫たちが祀られています。猫好きの方にはたまりません。

※ホームページ内で使用する本の表紙写真は、出版社の許諾を得て使用しています。