本の紹介

司書のおすすめ～映画の愉しみ～　2020年12月号

2020年度より、市報への掲載が偶数月のみとなったため、
今後「時の話題」ページの更新は2ヶ月に1度です。
市からのお知らせ　2020年12月号より

12月1日は映画の日です。今年は公開が大幅に遅れる作品が多く、映画館から足が遠のいた人も少なくないのではないでしょうか。大画面で見る臨場感は恋しいですが、本の中で映画の世界に浸ってみるのも時には良いものかも知れません。

上島春彦／著　作品社
50年代のハリウッドに共産主義の取り締まりが吹き荒れ、多くの人々が影響を受けました。感染症対策で人が集めにくい現在とは事情が違いますが、映画を作ることから遠ざけられた人々の苦悩と闘いを記録した一冊です。

パイインターナショナル／編著　パイインターナショナル
映画を見るために出かけることも映画館に行く楽しみの一つです。この本では世界の様々な映画館を紹介しています。オペラ座のような立派なものもあれば近代的なものもあり、見る者の目を飽きさせません。

金城一紀／著　集英社
人が映画を見て受け取るものは実に様々です。日頃の憂さを晴らす、勇気を貰う、悲しい結末に涙する…。そんな映画を巡る人々の思いを綴ったオムニバス作品です。読んだ後は近くの映画館に足を運びたくなります。

※ホームページ内で使用する本の表紙写真は、出版社の許諾を得て使用しています。