市からのお知らせ 2017年1月号より
心身ともに健康で充実した日々を送るには、衣食住を中心に暮らしを整えること、日常を楽しむ気持ちの余裕を持つことが大切です。新しい年を迎える今、あなたの暮らしを見つめなおす好機です。食生活を見直すもよし、生活のリズムを整えるもよし、図書館にはそんなヒントとなる本がたくさんあります。
暮しの手帖編集部/著 暮しの手帖社 590.4オ【棚38】
毎日の家事や人付き合いや身の回りのことが、少しでも楽しく、便利になるように考えた小さな工夫とアイディアを集めた「エプロンメモ」。朝ドラでも注目された雑誌『暮しの手帖』で60年も続いている長期連載ですが、その中から今でも役立つ暮らしの知恵をよりぬき再編集されています。当時の風合いをそのまま楽しみたい方には、花森氏の挿絵入りオリジナル版をお勧めします。
安富好雄/監修 NHK出版/編 NHK出版589.2ク【棚38】
おしゃれは足先からとも言いますが、毎度靴を履きつぶしてしまう者からすると、靴の手入れができる人は暮らしの上級者のように感じます。でも、この機に「手入れをして長く使う」姿勢を身につけてしまえば、他にも応用が利くのではないでしょうか。この本によると、「革靴は水で洗う」のが靴の手入れの新常識なんだとか。写真満載の実用書。
幸田文/著 青木玉/編 平凡社 Mコウ【棚47】
季節の移り変わりを集めた随筆集。切れ味の良い美しい文章に、背筋がピンと伸びる思いです。平凡な日常の暮らしの中に、限りない喜びが隠れていることを教えてくれます。雪の日、松や桜の木に積もった雪を竹竿で軽く払うと、雪が滝のように落ちてくる。心躍る光景です。雪を払い庭木を助けてやることは、著者の子供の時の仕事だったそうです。
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