ぶっくばる~ん 2008年2月号(VOL.109)より
厚生労働省によると、2025年には認知症の人は700万人、65歳以上の5人に1人に達すると見込まれています。いまや認知症は、誰もが関わる可能性のある身近な病気です。
市民図書館の医療・健康情報コーナーでは、病気に関する本や闘病記などを集めています。病気を理解する手助けとして、ご活用ください。
結城俊也/著 日外アソシエーツ 493.7ユ茶【棚57】
ウォーキングを兼ねて図書館へ。本を読み、様々な活動に参加して脳をリフレッシュ。リハビリのプロが、図書館を利用して知らず知らずのうちに認知症を予防する方法を解説します。行き帰りの早歩き、本探しで記憶力アップ、児童書の音読、イベントへの参加など、今日から実践できる具体例が数多く紹介されています。
坂東邦秋/著 ワニ・プラス 493.7バ茶【棚57】
笑うこと、任せること、休むことに後ろめたさを感じないで。日々患者と家族に接する認知症専門医が、患者にやさしく、そしてそれ以上に介護をする人にやさしい介護のためのヒントを紹介します。誰かに頼ることは、逃げではありません。毎日の介護に疲れ、先の見えない旅に不安を抱く家族への、心強いメッセージです。
佐藤雅彦/著 大月書店 916サト青【棚56】
51歳のときにアルツハイマー病と診断され、知恵と工夫で一人暮らしを続けてきた著者による、勇気と励ましに満ちたメッセージです。「認知症を生きる」とはどういうことか。佐藤さんはみずからの体験や気持ちや希望を語ります。そして、認知症になっても幸せに暮らせる社会を、一緒に作りませんかと呼びかけます。
※ホームページ内で使用する本の表紙写真は、出版社の許諾を得て使用しています。