市からのお知らせ 2018年9月号より
今日何を食べるか、どちらを買うか、何を信じるか…私たちの生活は、たくさんの選択の連続です。最良の判断をするには日頃から知識を得て、考える訓練をすることが欠かせません。秋の夜長に本を読みながら、思考の世界にひたってみませんか?今月は様々な視点から「考える」をテーマにした本をご紹介します
ガイ・P・ハリソン/著 集英社インターナショナル
貴重な人生を充実したものにするために、思い込みを捨てて様々なことを疑ってみる。現実とフィクション、事実とウソを区別し、明るく前向きでよい懐疑主義者になるための思考法が紹介されています。当たり前だと思っていたことを疑ってみると、今までと違う世界が見えてくるかもしれません。
井手英策ほか/著 有斐閣
「勤労」、「多数決」、「時代」など12のキーワードに光を当て、日本社会を見通すために必要な知識について取り上げています。サブタイトルは「未来を語るために」。私たちをとりまく社会はとても複雑で、平穏無事に生きていくには「考える」という回り道も必要だと気づかされます。
川添愛/著 朝日出版社
なんでも言うことを聞くロボットを作ることにした怠け者のイタチたち。ところが、ロボットは「言葉の意味」を理解していないようで…。「言葉が分かる」という言葉の意味を考えることで、機械のこと、人間のことを探っていきます。作中の版画による挿画も魅力的です。
※ホームページ内で使用する本の表紙写真は、出版社の許諾を得て使用しています。