市からのお知らせ 2018年6月号より
6月5日は国連人間環境会議を受けて環境基本法に定められた環境の日です。この日は広く環境を守ることについて関心と理解を深めるとともに、積極的にその活動を行なう意欲を高めるために定められました。その日にちなんで私達が生きる地球環境について考える本を紹介します。
多田満/著 筑摩書房
『沈黙の春』で農薬などの化学薬品による環境破壊を訴えたレイチェル・カーソン。その主張は現代にも通じるものです。彼女の人生、そして作品に書かれた自然の仕組み、そして人間の行なってきた環境破壊を解説することで、自然の豊かさや、その一部として人間にできることは何かを考えます。
石弘之/著 洋泉社
環境史は、氷河期などの地球の気温の変化や人間の活動による環境の変化による人類の歴史の変遷を研究する学問です。その最新の知見から、イースター島の自然破壊、テディベア誕生の背景にある動物保護の歴史など、環境の変化が引き起こした出来事に焦点をあて、環境と人類の関わりを考える本です
岩合光昭/写真 ブラッドリー・トレバー・グリーヴ/文 石田享/訳 竹書房
地球に住む様々な野生動物。彼らの中には絶滅の危機に瀕しているものも少なくありません。
動物写真家の岩合光昭さんの生き生きとした写真と、アメリカで人気の作家の愛情溢れる文章で綴られたこの本で、同じ地球に生きる仲間に思いを馳せてみませんか。
※ホームページ内で使用する本の表紙写真は、出版社の許諾を得て使用しています。