楽しいお話、不思議なお話、怖いお話、色んなお話が入った短編集を紹介します。長いお話をじっくり読むのも楽しいけれど、短いお話もたくさん読んでみよう。
※【 】の数字は本がある棚の番号です。
降矢なな/絵 木坂涼/再話 グランまま社 JE橙 【棚7】
この絵本には「きつねとつる」や「うさぎとかめ」など、いそっぷのおはなしが9話収められています。ダイナミックな絵と、軽妙な言葉で表現されているので、とても読みやすく楽しめます。おはなしの最後に教訓の一文がないので、知っているおはなしでも、違うおはなしに感じるかもしれません。
松岡享子/作 寺島龍一/画 福音館書店 JFマツ 【棚19】
昔々のそのまた昔、「くしゃみのおっかあ」というおばさんがいました。このおばさんのくしゃみは、そばにいる人はもちろん、牛や馬まで吹き飛ばすことが出来るのでした。さて、くしゃみのおっかあの息子の「はくしょん」は山の向こうに運だめしに行きますが…。この他にもしゃっくり、いびき、おなら、あくびなど楽しいお話が5話収められています。
アリソン・アトリー/作 こだまともこ/訳 いたやさとし/絵 小学館 J93アト 【棚19】
マルハナバチさんがネズミのおかみさんに捕まってしまい、部屋に閉じこめられて働かされるお話や、トムといたずらかげぼうしのお話、ディックが鳥かごに妖精をいれて飼い始めると、不思議なことが起きはじめたお話など、不思議なファンタジーのお話が6話収められています。
イタロ・カルヴィーノ/作 河島英昭/訳 岩波書店 J97カル 【棚11】
オンドリが、世界一周の旅の途中にヒヨコの結婚式の招待状を拾って、他の招待客と一緒に出かけていくお話や、美しい末娘のジーリコッコラが姉と星占いの女の悪だくみにかかって石の彫像にされてしまうお話など、小さな子向けや女の子向け、怖い話、おかしな話などにグループ分けされて34話収められています。
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