2020年度より、市報への掲載が偶数月のみとなったため、
今後「時の話題」ページの更新は2ヶ月に1度です。
市からのお知らせ 2020年6月号より
6月16日は和菓子の日。旧暦のこの日に、菓子を食べて厄払いをする「嘉祥(かじょう)」という行事があったことにちなむそうです。しとどに降る雨もまた季節の風物詩。甘くて雅やかな、和菓子の世界へ誘う本を紹介します。
亀井千歩子/著 丸善出版
都道府県ごとの代表的な和菓子・郷土菓子を、エピソードとともに紹介した本。福岡の「梅が枝餅」が、本来は焼き味噌や味噌餡の入った軽食だったとは知りませんでした。和菓子には郷土の歴史が宿っているのですね。
大浦春堂/著 講談社
図書館の奥の方、宗教の本が並ぶ一角に実はこんな楽しげな本も。旅情豊かな神様ゆかりのお菓子や参道スイーツは、由来や逸話を知るとますます心惹かれます。参道にお菓子が登場した歴史や参拝作法も掲載されています。
作品社
向田邦子を始めとするエッセイの名手44名が、菓子への思いを書き綴った作品集。子どもの頃お正月にもらったキンカトウの思い出、水羊羹へのただならぬ思い入れなど読み進めるうちに自然と笑みがこぼれます。
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