2022年度より、市報への掲載が奇数月になりました。
新着本のなかから、司書のおすすめ本を3冊ご紹介します。
市報かすが 2022年5月15日号より
酒井順子/著 集英社
SNS(会員制交流サイト)時代に使用頻度が急上昇した「映え」。平安時代からほめ言葉として使われていましたが、流行する前は使う場面が限られていました。古典や近代の日本女性の歩みに精通した著者ならではの視点でつづられた、いつのまにか生まれた言葉や、気が付けば使われなくなっている言葉についてのエッセイです。
ユゴー・ビヤール、フレデリック・アンセル/著 原書房
島国にいるとあまり意識しない国境。しかし、世界にはたくさんの国境問題があります。陸・海・空・宇宙、そして近年は国境がないはずのネットワーク空間も地政学的な戦場となってきました。パンデミックや気候変動など最新の情報も含めた国境にまつわる37のテーマを、地図とデータでわかりやすく解説します。
山口耕生/監修 世界文化社
目を奪われる絶景たちはどうやって生まれるのでしょうか?空が湖面に映し出され天空の鏡という異名をもつウユニ塩湖や、人間の手で染められたのでは?と疑ってしまう虹色の幹をもつレインボーユーカリなど、美しさを堪能でき、成り立ちを知ることで地球の素晴らしさを改めて感じられる1冊です。
※ホームページ内で使用する本の表紙写真は、出版社の許諾を得て使用しています。