2022年度より、市報への掲載が奇数月になりました。
新着本のなかから、司書のおすすめ本を3冊ご紹介します。
市報かすが 2023年11月15日号より
池澤夏樹/編 毎日新聞出版
読書の秋を楽しみたいけど、何を読めばいいのか迷っている…という方は、好きな俳優や歌手のオススメ本にチャレンジしてみませんか。気になるあの人の、人となりや世界観の一端を覗くことができるかもしれません。選ばれた本は、絵本から小説まで種類豊富です。気になるものがあったら図書館で借りてみてくださいね。
深澤遊/著 築地書館
インフルエンザウイルスの発見は、長らく1930年代とされてきました。しかし1918年に発生したスペイン風邪(インフルエンザの一種)、その病原体がウイルスであることを示していた日本人がいたのです。彼の名前は山内保。細菌よりも小さい病原体にどのようにして迫りえたのか、彼の半生と医学探求のドラマを描き出します。
渡辺紀子/文 淡交社
無形のわざに向き合う真摯な姿勢、人と人の出会いの中で培われた魅力的な人間性。作品や工芸の解説という切り口ではなく、生きざま・人生から人間国宝と呼ばれる人々を丁寧に取材しまとめた1冊です。のべ30名の誰一人同じもののないストーリーは、読者である私たちに、生きるヒントや明日への活力を与えてくれるでしょう。
※ホームページ内で使用する本の表紙写真は、出版社の許諾を得て使用しています。