ものがたりのせかいでは、人にばけたり、いたずらずきだったり、なんだかずるそうなイメージのあるキツネ。でもほんとうは、ちえのあるかしこい動物なのです。そんなキツネのみりょくがつまった本をあつめてみました。
※【 】の数字は本がある棚の番号です。
ポール・ガルドン/再話・絵 こだまともこ/訳 ほるぷ出版 JE【棚4】
あるひ、きつねが、きのねっこをほっていると、まるまるふとったハチがでてきました。
キツネはハチをつかまえてふくろにいれると、ちっちゃなちっちゃなおばさんのところにいって「ふくろのなかをぜったいにのぞくなよ!」といって、あずけていきました。ところが、ちっちゃなちっちゃなおばさんは、ふくろをひらいてしまって…。
シルヴィア・ヴァンデン・ヘーデ/作 テー・チョンキン/絵
野坂悦子/訳 岩波書店 J94ヘデ【棚20】
くいしんぼうなきつねのフォスとしっかりもののうさぎのハースはとってもなかよし。
ある日、おとなりにすんでいるフクロウがだいじにあたためていたなぞのたまごに、たいへんなことがおこってしまいます。
ほかにも、パーティをひらいたり、ひっこしてきたリスのおうちさがしたりをてつだったりなど、みじかいおはなしやちょっとながいおはなしがたくさんつまっています。
田中哲弥/著 山脇百合子/絵 福音館書店 JFイシ【棚17】
こんれいがきまったばかりの、まちいちばんのにんきものお鈴ちゃんのところに、おしろのとのさまからしろにくるようめいれいがくだりました。
いちどおしろにはいれば、ふつうのくらしができなくなってしまいます。
きつねのおツネちゃんをまきこんで、町のみんなでお鈴ちゃんきゅうしゅつだいさくせん!のはずだったのですが、にんじゃが空をとび、ばけものが大あばれのてんやわんやのおおそうどうに!
アーネスト・T・シートン/文・絵 今泉吉晴/訳・解説
童心社 J480シ白7【棚7】
体の毛がくろっぽく、目をよこぎるくろいおびのもようがある子ギツネは、ドミノ(かおはんぶんをかくすかめん)と名づけられました。
めずらしいシルバーの毛をもつドミノは、人間にいのちをねらわれつづけます。やせいのキツネのちえ、そして家族のものがたりです。
動物がくしゃ・今泉吉晴(いまいずみよしはる)による、ものがたりのくわしいかいせつものっています。
細島雅代/写真 伊地知英信/文 岩崎書店 J588カ【棚15】
いちごにメロン、ブルーハワイにうじまっちゃ、どの味もとびきりおいしいかき氷。
今でこそれいぞうこで氷をつくってかんたんに食べられますが、むかしはどうやって氷を手に入れていたのでしょう。
埼玉県(さいたまけん)の長瀞(ながとろ)では100年いじょうも前のめいじじだいから、山にある池で氷がつくられてきました。
氷づくりせんようの池でつくられた氷を天然氷(てんねんごおり)といいます。
そんな天然氷(てんねんごおり)づくりをおった、フォトドキュメントです。
※ホームページ内で使用する本の表紙写真は、出版社の許諾を得て使用しています。